一組のカップルが街を歩いていた。やがて二人は足を止めると彼がバッグから何かを取り出した。

「俺と結婚してくれ。」
彼がそう言って箱を開けるとそこから指輪を取り出したのだった。

「喜んで。」
彼女はプロポーズを承諾し、プロポーズは成功した・・・直後だった。

ドゴォッ

突然襲撃を受け、倒れる二人。そんなカップルを見て一人の女は言った。

「何なのよ!いい気になって!」
女はそう言うとその場から消えたのだった。

一方とある公園では休日を利用して家族連れで賑わっていた。しかしこの公園にも悲劇が訪れる。

ドッゴオオオオオオオオオン

突如飛んできた衝撃波に公園内はパニックになった。公園の人々は一斉に逃げようとする。

しかし

「わあっ」
追い打ちをかけるように衝撃波が客達を襲い、次々と倒れた。その様子を見た女はこう言った。
「爆ぜろ。」

女はそう言い残すとまたどこかへと消えた。

この一連の事件は新聞にも掲載され、話題となった。しかしサニーは謎の女の特徴を見て唖然としたのだった。
「二人組でオレンジ色のポニーテールに黒いリボンとデザイン違いのドレスでもう片方は白色・・・服装はともかくなんか私に似てるわね。」

「主人も調べてるのだけど全くわからないみたいなのよ。」
フローラは困り顔で言う。どうやらマイケルでさえも実態を掴めない存在のようだ。

そんな中一本の電話がかかってきた。マイケルはすぐに出ると電話の主は部下からだった。部下からの報告だが、それを聞いて話を聞いて驚きを隠せなかった。
「わかった。今行くから。」

マイケルはそう言うとフローラ・サニー・ルージュを連れて家を出た。
するとそこには人が大量に倒れていたのだ。マイケルはすぐに救護班を呼び、被害者を手当させる。そんな時マイケルは倒れた人々を見てすぐに自分の部下であることに気がついた。

被害者が次々と搬送される中サニーは何かに気がつく。
「そういえばさっき倒れた人達見てたら男女間の距離が近く見えたわ。」

大量に倒れた人々はその殆どが男女同士で繋がってるようだったという。それを聞いたフローラ・ルージュはカップルを狙った事件だと推測する。
しかしマイケルは調査をしているとあることに気づいた。

「カップルだけじゃない。家族連れも何組かいたぞ。」
マイケルの調査で一連の事件はカップルや家族連れ等を狙った犯行だと判明した。果たして謎の女の正体は一体何だろうか?一瞬考えた時だった。

ドドオオオオオオオオオオン

「わっ」

突然目の前を衝撃波が飛んできた。
「チッ、外したか!」
女の声と共に遂に奴らが現れたのだった。

続く

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